2015年12月30日(水)
今年の十大ニュース私選
  戦後70年のこの年のニュースの中から「10大」を選んでみた
    ひとつのエポックとなる制度改革や 国家の進路にかかる国会議決があった。
  ① 集団的自衛権を合憲とする解釈で安全保障関連法成立(9月)
  ② 選挙権18歳からに引下げ、16年夏の参院選から実施(6月)
  ③ マイナンバー(共通番号)制度がスタート(10月)
  ④ 日米含む12か国でTPP(環太平洋パートナーシップ協定)、大筋合意(10月)
  他に、・九州電力川内原発1号機が再稼働、「原発ゼロ」ではなくなる(8月)
    パリ(11月)、トルコなどでイスラム過激派の無差別テロが頻発。全世界が怖い世の中に。
  ⑤ IS(イスラム国)が日本人2人を拘束、殺害。(2月)
    大手企業による「改ざん」多発。
  ⑥ 東芝で粉飾決算が発覚。経営トップらの関与が認定され、歴代3社長が辞任。(5月)
  ⑦ 横浜市のマンション傾斜、杭打ち工事のデータ改ざん(11月)
  他に、・東洋ゴムは免震ゴムでデータ改ざん(3月)。
    3・11大震災の影響、異常気象のせいか、自然災害が目立った。
  ⑧ 関東・東北豪雨、茨城の鬼怒川堤防決壊等で8人死亡(9月)
  ⑨ 各地で火山活動活発化。口永良部島(5月)、箱根山、阿蘇山、桜島等。
    嬉しいこともあった。
  ⑩ ノーベル生理学・医学賞に大村智・北里大特別栄誉教授、物理学賞に梶田隆章・東京大宇宙線研究所長が決まる(10月)
  他に、・北陸新幹線、長野―金沢間が開業(3月)
2015年12月30日(水)
今年も終幕
  この欄を書くことを今年はかなりサボった。ひとつは額を打ちふた月ほど目が不自由になったこと。もうひとつも年後半からとみに眩しさを感じ、パソコン・TV・活字が見難くなったこと。写真も見るのがしんどいので撮る気が薄れ、撮ってもそのまま放ってある有様。
  後者は、2年程前に気付き検査してもらったところ、白内障だが今すぐどうということではなかろう、不自由を感じるようになったら手術をしたらいい、との診断。まさしくその「不自由」が今年やってきた。この入力もかなり無理して作業している。
  出来るだけ早い方がいいと、年明け1月下旬に両眼とも手術することになった。経験豊富な腕のいい先生らしいから心配はしていないが、「目」のことだからやはりなんとなく気にはなる。
  小生の周りは来年はこれで「明るく」なるはずだが、世の中はどうだろうか。
今年はこれで終幕、どうぞいいお年をお迎えください。
  (年明けに今年の備忘のため少し足すかも知れないが、自分のメモだから、気にしないでください。)
2015年11月30日(月)
京都紅葉、惨憺
  24~26日は本来なら最高の見頃のはずの京都の紅葉。残念、「惨憺」と見出しに書かざるを得ない状況だった。3か月前にホテルをようやく予約できた時は「賛嘆」としたかったのだが。
  楓の木は、下から中程は緑その上は茶色っぽい橙、縮れた茶色の葉、枝先は落葉して葉はなし、という状態で、木の下には焦茶色の枯葉ばかりで栞にするような紅葉はまったくない。これまで20年来で最悪の紅葉。暖かい時期が長く紅葉するのに必要な寒暖の差がなかったのだろう。広く言えば異常気象のせいかもしれない。
  そんな中で辛うじて切り取った紅葉らしい写真を何枚か載せようか。
  今回拝観したところ。清水寺の塔頭成就院(特別公開)、八坂神社、山科毘沙門堂、東寺(一部仏像特別公開)、等持院、竜安寺。
2015年09月12日(土)
自然災害
  東日本大震災から4年半になるねと言っていたら、台風がやってきた。東海地方に上陸したが、進路から外れた関東・東北に大きな被害を置いて行った。(後日「関東・東北豪雨」と名付けられた)
  TV映像は、その4年半前の津波のそれに重なった。ごく普通の平穏な近郊都市が、思いもかけぬ、鬼怒川堤防の決壊で大洪水に見舞われた。常総市民はまったく考えもしない事態だったに違いない。
  今朝早く東京湾が震源の地震もあった。縦揺れから始まった地震はかなり近いぞと思わせた。当地は震度4、飛び起きてしばらくはTV、あとは眠い一日となった。
 
2015年08月11日(火)
東日本大震災から4年5か月の日の原発再稼働
  今日は東日本大震災4年5か月の月命日である。
  こともあろうに、九州電力が川内原発1号機を再稼働させ、被災者の神経を逆撫でした。
  与党は原子力規制委員会の判断といい、委員会は基準に照らし認めただけという、無責任ぶりだ。責任? 事が起こったら責任など取れるわけがない。
事が起こらなくても、放射性廃棄物の最終処分場が決まっていない。どうする?
世論調査での再稼動反対は50%を超える。
  先月
<十一日の南部風鈴音やまず> を句会に出した。
誰も採らなかったが、それで構わない。ただ、十一日は忘れられない日付だということを言いたかった。9・11もあるが。
2015年04月18日(土)
東日本大震災1500日
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  前稿から1回の「月命日」を経てひと月余が過ぎた。1500日というのは「4年」を大きく採り上げたばかりなのであまり話題にならないようで、河北新報さえ<震災1500日>の文字が、石巻市雄勝町の雄勝石(スレートや硯石)に関わる記事に見える程度である。他にも若干の記事があるが、いずれも震災を大きく捉えての記事ではない。
  自然災害対策は極めて重要であること言うを俟たないが、人が作り出す巨大災害については頬かむり、国民の気持が奈辺にあるか検証のないまま再開へと進んでいる。
何かの節目を捉えて折々改めて考えてみる必要がある。
  桜前線の北上が早い。青森がソメイヨシノ満開、さらに北海道に渡って松前が開花とのニュース。各地1週間から10日早や目で、困っている人も多いだろう。以前、ツアーに加わり花のない景勝地をまわったことを思い出している。
2015年03月11日(水)
東日本大震災4年
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  インターネットが繋がらなくなり、加えてPCの作動も不安定になり、ホームページは手つかずのままひと月余が経過した。少しイライラし、かなり辛抱しながらパソコンに向かう。
  そして今日、あの忌まわしい東日本大震災から丸4年。あの日の恐怖の震度5と余震を思い出す。その日は夜半までTVから流れる信じられない光景の連続に張り付けられていた。
  ここ10日ほどは震災関係の番組を多く見聞きした。webでは、大震災写真特集(http://www.jiji.com/jc/d4?p=lat216&d=d4_quake)を開いて、自然災害の恐ろしさ、被災者への憐憫の情を改めて感じていた。
  亡くなった方15,891人、今なお行方不明の方2,584人、そして震災関連死と認定された方3,194人。避難生活を続けている人は23万人に近く、仮設住宅には8万人以上の方が不自由に住まっている。
  復興は進んでいるか。衣食は何とか努力して足りるようにはなっても、「住」が置き去りにされている、との被災地の声。数字で明らかだ。避難生活者の多くは福島第一原発絡み、元の地に戻らない、戻れない。避難地になじみつつあるか。天災の脅威、人災の恐ろしさ。「風化」などあり得ない、あってはならない。原発の風化、そして憲法の風化も怖い。
  震災・津波・原発に遭って慟哭と絶望の中で入学した大学生がこの3月卒業となる。絶望が希望に変わっているだろうか。
  確定申告の案内に、復興特別所得税の記載漏れ注意 の大きい字のリーフレットが入っていた。2013年から2037年までの25年間の税だ。昨年は無申告で修正された。震災復興以外に使われないように、と願って申告書を提出した。
2015年1月01日 (水)
明けましておめでとうございます 平成27年 乙未元旦
瑞 祥 萬 福
  本年も相変わらずよろしくご交誼のほどお願い申し上げます。
  近年国の内外問わず、自分の主張を声高に言いつのり、他者の言を封じてはいないでしょうか。他者の考えを受容することから、数少ない強者の支配を許さない世界の共存が築かれるのではなかったでしょうか。
  新しい年が、世界から諍い、反目、抗争、そして最悪の結果としての戦いが少しでも減るきっかけの年になりますよう祈ります。
  東京は、新年の幕開けはすがすがしい晴天でしたが、昼過ぎには雪が降り出す寒さになりました。元旦の雪は9年ぶりとのことです。
  こんな移ろい激しい天気でしたが、今年もやはり、確信にはほど遠くても、新しい年への願いのようなものを元日の空に託す、この歌を呟きます。
何となく、
今年はよい事あるごとし。
元日の朝、晴れて風無し。 啄 木
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