如雨と而酔のページ>日々雑想2008

     

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▽この年の最初の稿


2008年12月31日 (水)

 今年の穴埋め2


  今年の備忘のつづき。
  11月はまた留守にすることの多い月だった。
  連休明けにまた仙台に6日。誰も居なくなった実家の片付と、その間の小・中学からの仲間との年2回の泊りがけの蔵王でのゴルフ。遠刈田温泉で夜の更ける迄話し込む。東京に戻ってすぐよんどころない用事で鴨川に1泊。
  下旬はまたまた仙台と秋田に7日間。実家の解体前の片付と仏壇の霊移しの法事。兄弟妹全員集合。秋田での用事は傘寿の義母のお祝いと義父の33回忌法要。
  父母の建てた家を取毀すのは何とも寂しいし、申し訳ない気がするが、無人となって5年、傷みも出てきたし火事でもあったら近所迷惑千万となるので、皆元気なうちに片をつけておこうと、決める。
  11月末、京都に今度は紅葉を見に行く。緑の6月に行ったので今年はやめようかと思っていたが、ツレの催促あり、例年通りとなった。
京都・神護寺五重の塔'0811
京都・神護寺五重の塔'0811
  三千院・蓮華寺、府境山崎の観音寺・宝積寺、金閣寺、高尾神護寺、嵯峨野は清涼寺・宝篋寺、などを中心に歩く。紅葉はピークは過ぎてはいたが、なんとか間に合った。
  この後は2度のゴルフ程度で、忘年会も数少なかったが、だいぶ家を空けたので暇はなかった。
  プラス―、実は11月半ば、お茶を入れようとし蓋を閉め忘れた電気ポットで足に熱湯をかけ熱傷、その折パソコンにも少し(だろう)かかった。勿論パソコンはダウン。この稿は新パソコンに依っている。いろいろ大変だったがそのことは別項で。
  では、みな様、よいお年を。

2008年12月30日 (火)

 今年の穴埋め


  この欄(ばかりではないが)も久しくご無沙汰してしまった。今年もあと両日を残すのみ、備忘を兼ねて夏以降の出来事を記しておこう。
  8月中旬、人生2回目の入院。病名イレウス。昔々の虫垂炎の手術が遠因なそうな。
  10日ほど広い個室(緊急入院で他に空きがなかっただけ)でゆっくり北京五輪のTV観戦ができた。水泳と女子柔道、ソフトボール等の快挙に拍手し、どうしようもない星野JAPANに苛立ち呆れていた。
  退院して翌日運動不足解消にと4~5kmの散歩、2日続けたら左足の膝に激痛、5日ほど歩行困難になるおまけもあった。2kgほど減量となったのが幸い。
寒風山から'0810
寒風山から秋田湾方面
  9月初旬、仲間と恒例の新潟行。病み上がりで本当は不安だったが、ゴルフと銘酒を楽しんだ。ただし、猛暑の日でもありかなり乗用カートのお世話になった。
  10月、いくつかの旅行。まず仙台・盛岡・男鹿。盛岡では同級学年会。男鹿は何十年ぶりか、これ以上望むべくもない好天のなか、一泊して一周。次、職場の同期の記念会、8年ぶりの西伊豆土肥。1日置いて別の会社のOB会の総会で箱根。月に3度も温泉にはいる贅沢!
  この間、同期生にして俳句の先生を前橋に見舞う。
土肥温泉の宿から'0810
西伊豆・土肥温泉の宿から

  多数宛先への同時発信メールを受信したことをきっかけに入り始めた迷惑メールが1日200通にもなり、やむなくメールアドレスを変更。後に述べるパソコンの故障によりまだお知らせしていない方もあるが、しばらくご容赦のほどを。ホームページの更新ができなかったのもこの理由による(と言い訳をしておく)。

  以下はいずれまた。

2008年09月20日 (土)

 「荷葉酒」の不明を恥ず


  「破れ傘」(夏季の植物)が気になって調べようと歳時記を開いていたら「敗荷やれはす」というに季語(秋季)に出会った。傍題には破れ蓮(やれはちす・やれはす)がある。
  国語辞典にも「荷」の項に荷物の意のほかに「はちす、はすの葉」とあった。要するに「荷」は「蓮」のこと。荷葉酒とは読んで字のごとくハスの葉の酒ということ。
  調べた結果が、荷葉は「茶道で使う練香のひとつ」などと中途半端な物言いをした不明に恥じ入る。
      敗荷の茎面白や水の綾   高浜虚子

 

2008年08月06日 (木)

 観蓮会・荷葉酒(かようしゅ)


荷葉酒風景'0808
荷葉酒をいただく
  薬師池公園(町田市)で催されるハスの花を観賞する観蓮会。4年ほど前この行事を知ったのだがいつも所用が重なり行けずにいた。8月第1日曜日、今年は大丈夫。早朝5時過ぎ、暑い日になることを予想させる朝日の中、1時間ほど歩いて会場にたどり着く。
蓮のつぼみと花と実'0808
つぼみと実と花とー薬師池
  ハスの花を観賞する会だが、地元市のお歴々がハスの葉(茎に通ずる葉の中央に楊枝で穴を開ける)の中心部にお酒を注ぎ、長い茎を通して根元の方からそれを飲む「荷葉酒」(クルマで来場の人などお酒を飲めない人には荷葉茶が振舞われる)が眼目。この風趣に富む催しは真夏の人気行事である。
  30分ほど列に並んで大き目のぐい飲み1杯分位のお酒をいただく。ひとりが飲み終わる毎に茎を6~7cmほど切るので不衛生ではない。あらためてハスの葉の大きさ、茎の長さを認識する。
  調べてみたら「荷葉」は茶道で使う練香のひとつ、香りが似ているのであろうか。
白蓮の花'0808
白蓮の花ー薬師池
由来は分からないが、健康・長寿に効ありと伝えられる。この行事も今年で31回目、毎年約1,000人が荷葉酒(茶)の接待を受けるという。
  薬師池公園の3,000m2もある蓮田は、大賀ハスが<密生>と言っていいくらい植えられている真夏の佳景であり、お酒をいただいた後はもちろんゆっくり見て回る。
  荷葉酒(とは言っていないようだが)は、京都宇治の三室戸寺も有名らしい。この6月に訪れたときはまだ本堂前の木樽に植えられた蓮が葉を伸ばし始めていた頃であった。ここでは7月11日に「ハス酒を楽しむ会」が開かれたという。

  帰りに分けてもらった大賀ハスの種子を発芽させバケツに植えつけたが、うまく育つかどうか。間延びした茎の先にミニチュアのような葉がついている。

(後日 記:残念ながら結局冬は越せなかった。)


2008年06月19日 (木)

 緑 の 京 都 行 Ⅱ


  今年2度目の京都(13~15日)。いつものように何処に行こうかと考えながら新幹線車中の人となるが京都到着直前ようやく、宇治ではまだ訪れていない紫陽花の三室戸寺に決める。
宇治・三室戸寺の紫陽花'0806
宇治・三室戸寺の紫陽花
  31℃を超える真夏の暑さで、やや萎えていた花もあったがいろいろな種類の旬の紫陽花を楽しめた。後は汗を拭きふき歩き、世界遺産宇治上神社、平等院等を再訪する。
  翌日は奈良国立博物館での「国宝法隆寺金堂展」の開幕日。真直ぐ奈良に向かう。最近の東京国立博物館での日光・月光菩薩を初展示した薬師寺展が2時間待ちだったので混雑を危惧したが、まったく問題なし。復元壁画、毘沙門天・広目天などを何度も行きつ戻りつしながらじっくり拝観、観賞。
  昼食後、やや思いつき的だったが法隆寺に赴く。金堂大修理中も法隆寺に残っている本尊の釈迦三尊・薬師如来の拝観が目的、とは言うが実は法隆寺往訪は初めて。ここでもゆっくりゆっくり古代を味わった。
蘆山寺の源氏の庭'0806
蘆山寺の源氏の庭
鐘楼の鐘は白鳳時代のものの由、子規の聞いた鐘の音を思った。同時に我が俳句の先生(「櫻草」主宰村上谿聲氏)の病状がいたく気になった。
  3日目は大分草臥れてきたので、無理しないことにする。
晴明神社の桔梗'0806
晴明神社の桔梗'0806
  以前来た時は修理中だった晴明神社が宿に近い所にあったので魔除けのお参りをする。五芒星紋の元である桔梗が1輪咲いていた。連れが平安神宮はよく見ていないというので向う。私も神苑は見ていない。菖蒲、蓮のほか半夏生もあった。
  源氏物語千年紀に因んで紫式部の住居があったという蘆山寺を拝観。4時の刻限ぎりぎりだったが延長してくれた。
  帰路、車中のまどろみに入るには500CCの缶ビールで十分だった。

2008年06月19日 (木)

 緑 の 京 都 行 Ⅰ


  このひと月の間に2度京都(+奈良)に行った。
  一度は卒業??周年記念の会への出席、2度目はこれまで行ったことがない季節なのでぶらりと。備忘のため記しておく。まず1度目、5月18~20日。
祇王寺の丸窓'0806
祇王寺の丸窓
  万緑という季語があるが、そのまさに万緑の古都を楽しんだ。夏の陽射しの中2年ぶりに嵯峨野を歩いた。祇王寺は緑陰に埋もれていた。明るい空に誘われてこれまで避けてきた化野念仏寺も行ってみた。俳句初心者としての意識をもって去来の草庵落柿舎を訪い、隣接の遺髪を納めた墓に参る(本当のお墓は真如堂にある)。
川下りの舟から保津川'0806
川下りの舟から保津川
  2日目、亀岡までトロッコ列車で楽しみ、保津川の川下り。初めてだった。懸崖に紫の高雅な桐の花がしがみつくように咲き、今年が源氏物語千年紀であることを思った。昼食後雨意を感じたので名所歩きはやめて、以前研修で蔵作業をしたことのある灘の酒造蔵の酒造記念館を、研修で何度もお会いしている方々の案内見学。
  最終日は、前訪のとき印象が薄かった醍醐寺に、なにか確かめるような気分で行く。人影の少ない広い境内は気持をゆったりさせる。東山に戻り、大楠で有名な門跡の青蓮寺(初めて)などをゆっくり拝観、少し早いが午後3時過ぎの列車で帰宅した。(以下次項に)

2008年04月13日 (日)

 「春をさがして」スライドショーアップ


  前回書いた羽根木公園の梅見を含めて、梅と早咲きの桜の写真をスライドショーにしてアップした。
神奈川・松田町の西平畑公園の河津桜'0803
神奈川県松田町・西平畑公園の河津桜
  遅い春の訪れにやや苛立ちながらも春を見つけに近場の処処に出掛けた。羽根木公園、新宿御苑、浜離宮公園、小石川植物園、伊豆河津桜、松田西平畑公園、の写真から数枚ずつピックアップしてみたものである。
  3月中旬からは暖かい日が続き、染井吉野の開花は22日と平年より1週間も早くなり、その桜もすっかり葉桜、いまさら「春をさがして」でもないのだが、ホームページ更新を怠っていたので、記録もかねて載せた次第。
  全く関係ないが、今日13日は啄木忌、没後96年になる。2月末、小石川植物園への途次寄った啄木終焉の地の碑は、そのときはアパート建設のため一時的とは思うが撤去されていたが、その後どうなっているだろうか。

2008年02月20日 (水)

 春 が 遅 い


  明るくなった日射しに誘われて、一昨日、春を確かめに羽根木公園(世田谷区)に梅を見に出掛けた。明るさを裏切るように3時過ぎの空気はもう冷たい。
羽根木公園の梅'0802
羽根木公園の梅'0802
  入口に立ち全体が黒っぽい小山に気落ちする。花をつけている木は2割ほど。一重・八重野梅(やばい)が5分ほどの咲き具合だったが、この公園では数が多く、早めに咲くはずの白加賀もちらほら、といったような状態。
  翌日のラジオで、湯島天神の梅も咲いていたのはただ一本と言っているのを聞いて、妙に安堵した。
  残念ながら、やはり今年は冬が長く寒い。春は遅い。暖冬の去年とは大分違う。 ただ梅は、華やかな桜の良さとは違って、咲き始めの一輪、一輪が風情、ということも分からないではない。季節の動き出すその気配を俳句に切り取るのが春を迎える時季の楽しみではある(なかなかできないので苦しむのが例だが)。
  この日はまさに気配だけだったがそれで良しとするのが、それなりの年を重ねた者の嗜みだろうか。

(写真は、幹にしがみつく小枝に咲く梅花。於:世田谷羽根木公園)


2008年01月11日 (金)

 新しい年もゆっくりと


  新しい年も、7日に松を収めたと思ったら今日はもう鏡開き。世の中は本格的に稼動し始めた。
破魔矢   当地ではこの間好天の日が多く、元日は清々しい初日の出が見られ、8日は一点の雲もない快晴のまさしく春(初ゴルフ!)。
毎年のことながら新年は、啄木の
<何となく、 今年はよい事あるごとし。 元日の朝、晴れて風なし。>
の歌を思う。
  昨年はこれを下敷きに「晴無風良き年ならむ初日記」と詠んだ。我が身の回りは可もなく不可もなく過ぎたが、世の中は「偽」の年だった。「疑」や「欺」が引き継がないように願う。
  歳末・新年の行事や仕来りはほぼ終え、左義長(どんと焼き)を残すのみ。
  扨と呟いて、気分を活動開始の状態にもって行かねばならぬ頃合になった。干支の始りの年、世の中は大きく動きそうな気配もあるが、さて我が目指すべきは何か、力んでみる。
  健康第一、特に退屈もしていないから、ま、あまり責めないでおこうか。


2008年01月01日 (火)

 明けましておめでとうございます        2008年戊子元旦


松飾り       本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
      干支の初めに戻り子年、良い年になりますよう
      お祈り申し上げます。




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